国の文化財にも指定されている日本を代表する山岳景勝地「上高地」を散策しよう!

上高地は、松本市北部にある標高約1,500メートルの長野県を代表する山岳景勝地です。そのあまりの美しさから、昭和27年(1952年)に中部山岳国立公園の一部として国の特別名勝および特別天然記念物に指定されています。

標高1,500mの高所にこれだけの平地があることは国内では非常に珍しく、年間を通して150万人の人が国内外から訪れます。

清らかな梓川に架かる河童橋から望む山々は、まさに絶景です。

上高地の写真といえば必ず写っているであろう、上高地のシンボル「河童橋」(かっぱばし)です。日本を代表する文豪、芥川龍之介が昭和2年(1927年)に発表した『河童』は上高地の河童橋を舞台としており、その名が広く知られるようになりました。

上高地の奥に聳える穂高連峰です。別名を穂高岳といい、写真中央の奥穂高岳(3,190m)を最高峰とし、前穂高岳(3,090m)、明神岳(2,931m)、西穂高岳(2,909m)などが連なっています。

上高地は穂高岳登山の出発地としての側面も持っています。

河童橋がかかっているのが槍ヶ岳の槍沢を源流にもつ梓川。穂高岳の涸沢(からさわ)からの雪解け水も合わさったもので、エメラルドグリーンに輝く様子は一見の価値ありです。この梓川が焼岳の噴火により堰き止められ、溜まってできたのが「大正池」です。

梓川沿いには遊歩道が整備されており、軽い散策から一日がかりのトレッキングまで自由に楽しめます。

 

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