長野県伊那市高遠町にあるは、天正10年(1582年)に城主の仁科五郎盛信が織田軍に破れた後、高遠城の城主は保科氏、鳥居氏と替わり、元禄4年(1691年)からは内藤氏が廃藩まで8代、180年間にわたって城主を務めた場所です。廃城時、城内の建物は取り壊されましたが、今では明治8年(1875)頃に移植された桜の古木が毎年美しい花を咲かせ、多くの人が訪れる名所となっています。
桜雲橋です。桜の時期によくテレビ中継されるのはこの場所です。園内に植えられているのは、「タカトオコヒガンザクラ」というこの地にしかない品種の桜です。それらが園内に1500本も植えられています。ソメイヨシノよりも濃いめに色づいた花びらは、多くの人々の心を惹きつけます。