日本最古と伝わる一光三尊阿弥陀如来を本尊とした長野市のシンボル「善光寺」。古くから「一生に一度は善光寺参り」と言われています。

長野駅から伸びる長野市のメインストリート・長野中央通り。その大通りをどんどん北に行き、その行き止まりに、かの有名な善光寺があります。長野市といえば善光寺、善光寺といえば長野市と謂われるくらいの、長野市で一番の観光地です。
今年は7年に1度の御開帳の年で、通りは非常に多くの観光客で賑わっていました。御開帳とは、数え年で七年に一度、秘仏である御本尊の御身代わりの「前立本尊」を特別に拝むことが出来る行事で、それを見に日本中から観光客がどっと押し寄せます。

これは本堂の前にある仁王門です。この仁王門は、1752年に建立されましたが、過去に二度焼失し、現在のものは1918年に再建されたものです。その名の通り、門の両端には仁王像が立っています。

仁王門からその奥の山門までは“仲見世通り”と呼ばれており、お土産屋、食事処、仏具屋、カフェが並んでいます。外国から来た観光客の方々も多く見られました。食べ歩き用のソフトクリームやおやきも売られています。

仁王門を過ぎると本堂になります。「遠くとも 一度は詣れ善光寺 救い給うぞ 弥陀の誓願」と古くから謂われ、約1400年の歴史を持ち、国宝にも指定されている歴史的建造物です。

中央の阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸にかわり、白い善の綱として、本堂前のこの回向柱に結ばれます。その回向柱に触れることは、前立本尊に触れるのと同じことと謂われており、多くの方の目当てがこの回向柱に触ることです。
この回向柱は真田信繁(幸村)の兄である真田信之を祖とする松代藩があった長野市松代町から寄進されているもので、約50cm角、長さ10mの柱です。御開帳後の回向柱は境内の隅にひっそりと立てられ、長い年月をかけて自然に還されます。

 

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