日本屈指のスケールを誇る高層湿原、栂池自然園。6月初旬に開花するミズバショウやリュウキンカを皮切りに、多種類の高山植物が9月中旬まで次々に花の盛りとなり、栂池の夏を彩り豊かに賑わしてくれる。一番奥の展望湿原からは、白馬大雪渓の壮観も。ビジターセンターで予備知識を仕入れてから出発すれば、ますます楽しみも深まるだろう。

一面に咲き誇る純白のミズバショウ。まさに大自然のアートだ。残雪の白馬連峰をバックに(6月中～下旬)

木道や案内板のほかはほとんど人工物のない自然園。ぬかるみもあるので、服装や靴にも配慮して

アプローチは栂池ロープウェイで。北アルプスばかりか北信五岳や八ヶ岳まで360度の山岳パノラマが一望だ

遊歩道のほぼ中間部に位置する浮島湿原。ワタスゲやヒオウギアヤメ、イワイチョウなどが見られる。

多種類の高山植物が咲き乱れる(写真はハクサンイチゲ、7月)

 

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