長野県東御市本海野にある、江戸時代における北国街道の宿場町「海野宿」。幅10 mの旧北国街道の両側には、旅籠屋造り、蚕室造り、茅葺屋根など当時使用された約100棟の歴史的な建物がいまなお当時の風情のまま保存されています。
白鳥神社を過ぎると、海野宿の街並みが見えてきます。海野宿の成立は寛永2年(1625)。参勤交代や善光寺参りの際の主街道として幕府にとっても重要な位置にあった北国街道の宿場町である海野宿一帯は、1987年(昭和62年)、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、多くの観光客で賑わいます。
通り沿いにはいくつかの食事処や御休み処があります。しかし、この地域には昔より”売らない・貸さない・壊さない”の三か条が掟としてあったため、現在も商いをしている箇所が少なく、観光地となった今でも生活感が色濃く残っています。
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