後立山連峰の大自然に囲まれた黒部ダム観光出発点になる扇沢駅。標高1433mの高地にあり、マイカーで行くのに便利な大駐車場があります。

長野県大町市にある扇沢駅です。標高1433mに位置する、立山黒部アルペンルートの長野県側の入口で、後立山連峰の大自然に囲まれています。黒部ダムおよび立山へ行くにはここからトロリーバスに乗車する必要があります。

トロリーバスは、通常のバスと違い、ガソリンではなく電気を動力としています。それ故、見た目は路線バスですが、法律的には鉄道の一種として区分されているというユニークな乗り物。数十年前までは日本各地で走っていましたが、現在はここで走っているものが日本で唯一のトロリーバスです。

15分ほど走ると黒部ダム駅に到着します。黒部ダム駅から黒部ダム全体を見渡せる展望台までは220段の上り階段が。階段途中には破砕帯の冷たい湧水がありますので、休憩しながら上れます。

標高1,508mの展望台からは立山連峰をはじめ、北アルプスの大パノラマが楽しめます。

眼下には美しい弧を描く黒部ダムの全景が。その高さは186mと日本一です。その規模の大きさと立地条件の悪さ故、昭和31年(1956年)に始まったダム建設は困難を極め、「世紀の大工事」と呼ばれました。長い工期の中でも最も苦労したのが、破砕帯との格闘でした。破砕帯は岩盤の中で岩が細かく割れて地下水を溜め込んだ軟弱な地層のことで、トンネルの入り口から1,691mの地点で突然トンネルの先が崩れ落ち、100立方メートルの土砂を押し出しました。その破砕帯突破のために最新の工法とトンネル工法の権威者の知識と経験を集結し、7ヶ月にわたる苦闘の末、ついに全長80mにおよぶ破砕帯を突破しました。その格闘の様子は後に「黒部の太陽」として映画化されました。

展望台の端には、ダムをより近距離から楽しめる新展望台やえん堤に降りる階段があります。

黒部ダムの風物詩、観光放水は例年6月下旬から10月中旬まで行われます。毎秒10トン以上の水が水煙をあげて吹き出す様はまさに大迫力です。この新展望台は「レインボーテラス」と名付けられ、晴れた日の午前中には綺麗な虹が見られることも。

レインボーテラスの奥には黒部ダム建設の歴史をビデオや写真で学べるコーナーもあります。

えん堤の長野県側にはレストハウスがあり、お土産コーナーや名物「黒部ダムカレー」を食べられるレストランも併設しています。

堤長492mという世界でも屈指の規模を誇る黒部ダム。えん堤を10分ほど歩いて渡ると、富山県側の立山に通じるロープウェイ駅があります。

黒部ダムの総貯水量は約2億立方メートルになります。石油の輸送に使われる20万t以上の油を積める超大型タンカー約1,000隻分!
その湖面上を走るのが、黒部湖遊覧船「ガルベ」。日本にある遊覧船の中で最も高所を航行する遊覧船で、エメラルドグリーンの湖面を見ながら、目の前に迫る雄大な北アルプスを間近で見あげる、という貴重な経験が出来ます。

 

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